日本の領空への侵犯をロシア外務省が否定したことに対し、航空自衛隊トップの内倉空幕長は3日、「主権の重大な侵害で全く受け入れられない」と領空侵犯を改めて非難した。

ロシア軍の哨戒機が9月、北海道の北で領空侵犯をしたことについて、ロシア外務省の報道官が2日、「裏付ける情報をわれわれは持ち合わせていない」と否定した。

これに対し、内倉空幕長は記者会見で、ロシアの領空侵犯について「わが国の主権の重大な侵害であるだけでなく、安全を脅かすものであり、全く受け入れられない」と強調。

「発言を受け、改めてロシア政府に対し、今回の領空侵犯に関する日本側の立場を伝達し、再発防止を強く求めた」と日本政府の対応を説明した。

そして、「航空自衛隊は、日本の領土・領海・領空を断固として守り抜く決意のもと、冷静かつ毅然(きぜん)と必要な対応をしていく」と述べた。

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