石破首相は10月27日に衆議院選挙を控える中、副大臣と政務官の大半を再任する異例の人事を決めました。

林官房長官:
所管分野の状況や、本人の手腕や経験などふまえて行われた。

石破内閣の副大臣と政務官人事は、3日午前の閣議で決定しました。

27日に衆議院の解散・総選挙の投開票が控えているため、人事は副大臣が大臣に就任し空席となった財務・文科副大臣と、公明党の議員のポスト以外は再任となりました。

女性の起用は、副大臣と政務官でそれぞれ1人にとどまっています。

石破首相は4日、国会で就任後、初の所信表明演説に臨み、地方創生臨時交付金の倍増を目指すことや物価高に苦しむ低所得世帯への支援策、物価上昇を上回る賃上げの実現に向けた決意を表明する予定です。

一方、立憲民主党の野田代表は、衆議院選挙での野党候補の一本化に向けて、野党各党との党首会談を相次いで行いました。

野田佳彦代表は「裏金問題はまだ終わっていない。政治への信頼を取り戻すため、自公過半数割れを目指すことの必要性について、認識を共有することができた」とコメントしました。

野田代表は党首会談で、裏金事件に関係した自民党議員の選挙区で、野党候補の一本化を呼びかけました。

これに対し、国民民主は慎重姿勢を示したほか、維新は今後擁立する場合には、立憲側と協議する方針を伝えました。

また、共産党の田村委員長は、「裏金議員だけ落とすのが争点ではない」として、一本化には後ろ向きな姿勢を示しました。

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