岡山県人事委員会は10月7日、岡山県知事に対し県職員の給与引き上げを勧告しました。初任給は2万円を超える過去最高額の引き上げを求めています。

県人事委員会によりますと県の行政職員の月給は2024年4月時点で平均37万943円で民間企業を1万58円、率にして2.71%下回っています。

勧告は月給を1万46円、期末手当や勤勉手当の年間支給割合を0.1ヵ月分引き上げる内容となっていて、月給の引き上げ額が1万円を超えるのは33年ぶりです。

また優秀な人材確保が県の重要課題の一つとなっていることを踏まえ、大卒の初任給を2万4700円、高卒の初任給を2万4000円と過去最高額で引き上げることを要求しました。

(岡山県人事委員会事務局 根木昭事務局長)
「優秀な人材確保は人事管理上の重点課題。給与制度のアップデートに取り組み、国と同様の改定を行う」

この勧告は県人事委員会が県内の民間企業の給与やボーナスを調査し、同じ水準になるように算出するもので、勧告通りに引き上げられれば人件費は約50億6000万円の増額になるということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。