石破茂首相(自民党総裁)は7日の衆院本会議で旧石破派(水月会)の政治資金パーティーを巡る収支報告書に記載のミスがあったと認めた。「事務局側の確認漏れがあり、パーティー券の支払総額の記載に誤りがあった」と説明した。立憲民主党の野田佳彦代表への答弁。
首相は「誤りは内訳の金額で、収入総額の誤りは確認されていない。修正可能な過去の報告書は既に訂正手続きをした 」とも答弁した。首相は7日、首相官邸で記者団に政治責任を問われた際にも「事務的なミスだ」と述べるにとどめていた。
旧石破派を巡っては、パーティー収入の不記載があったとの一部報道が出ていた。野田氏は代表質問で「くさいものに蓋をすることがないように明快な答弁を求める」と事実関係をただした。
共産党の志位和夫議長は「首相は新しい事実が判明したら調査する、勇気と真心をもって真実を語ると言ってきた」と指摘し、党内の再調査を求めた。
旧石破派は首相が2015年に立ち上げて21年にグループに移行し、現在は政治団体を解散した。
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