衆院選へ向けた動きです。自民党は、いわゆる「裏金議員」について、石破首相が比例重複立候補を認めない方針を表明。長野県関係2人が該当し、県連は「より厳しい選挙になる」と受け止めています。

自民党県連が10月5日開いた会議。立候補を予定している現職5人を党本部に公認申請し、比例代表との重複立候補の手続きを進める方針を決めました。

しかしー

石破首相:
「相当程度の非公認が生じることとなるが国民の信頼を得る観点から公認権者として責任をもって最終的に判断する」

石破首相は10月6日、旧安倍派の政治資金パーティーをめぐる裏金事件について、選挙での対応方針を表明。「党員資格停止」の処分を受けた議員は公認せず、不記載があった議員についても全員、比例代表との重複立候補を認めないとしました。

県内では1区の若林健太議員に368万円、5区の宮下一郎議員に12万円の不記載が発覚していて、重複立候補が認められないことになります。

NBSの取材に若林議員は「正式に決まっていないので、コメントは差し控えたい。もしそうなれば、小選挙区で腹を括るしかない」としています。

宮下議員は「派閥からの入金科目を修正したものであり、不記載の処分に該当するのであれば残念。党本部の方針が決まれば決定に従い説明責任を果たす」としています。

県連の西沢幹事長はー。

自民党県連・西沢正隆幹事長:
「正式なものが来てから(対応は)検討したい。(選挙戦は)厳しい状況がさらに厳しい状況になることは間違いない」

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