宮崎空港で不発弾が爆発したことを受けて斉藤国土交通相は8日、過去に不発弾が発見された愛媛県の松山空港でも、緊急調査を実施するよう指示したことを明らかにしました。

宮崎空港では10月2日、航空機が滑走路に向かう際に通過する誘導路でアメリカ製の不発弾が爆発。斉藤国交相は宮崎空港のほか、過去に不発弾が見つかっている仙台、福岡、那覇空港で緊急の調査をするよう指示していて、新たに松山空港を加える方針を示しました。

斉藤国交相:
「宮崎空港以外の不発弾が存置されている可能性のある空港の磁気探査を順次検討を指示しているところ。今回の事案発生を踏まえ必要な対応を行い、引き続き航空の安全安心の確保を図っていきたい」

松山空港の前身は旧日本海軍の航空基地。第二次世界大戦中の1945年にはアメリカ軍から空襲を受けました。終戦後に民間の空港になり、滑走路の拡張工事を行っていた1971年に長さ1.7メートル、重さ1トンの不発弾が発見されています。

県港湾海岸課によりますと、その後も空港周辺で海中から複数回、爆発物らしきものが回収されているということです。

磁気探査は宮崎空港で13日の週にも始まる予定。その後に各空港でも行われる見通しです。

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