兵庫県知事の失職に伴って行われる知事選挙に、前尼崎市長の稲村和美さんが立候補を表明しました。

兵庫県知事選への立候補を表明した稲村和美さん(51)は、兵庫県議会議員を経て、2010年から尼崎市長を3期12年務めました。

8日、神戸市内で会見を開き知事選へかける思いを語りました。

【稲村和美さん】「この県政の混乱と停滞をこのままにしておくことはできないという一心で決意しました。私が皆さんとともに作っていきたいのは、多様な県民の声が届く、風通しのいい県政です」

稲村さんは、無所属で立候補するということですが、県議会の立憲民主党系の会派や一部の自民党県議からは、稲村さんを推す声が上がっています。

知事選には、斎藤元彦前知事(46)に加え、無所属で共産党推薦の大澤芳清さん(61)、元経産省官僚の中村稔さん(62)、日本維新の会・清水貴之参議院議員(50)、元兵庫県加西市長の中川暢三さん(68)が出馬の意向を示しているほか、新たに8日、レコード会社経営の福本繁幸さん(58)が立候補を表明。

立候補者は前回の知事選を上回る7人となり、過去最多です。

兵庫県知事選挙は来月17日に投開票されます。

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