石破茂 首相は10月9日に衆議院を解散する方針を示しています。
FNNが10月5・6日に実施した世論調査で、石破新内閣の支持率は53.3%と9月の岸田内閣と比べて3割近く支持を回復してスタートしました。
ただ、岸田内閣の発足時に比べると10ポイント下回っています。
国会では石破新内閣発足後初めての論戦が10月7日に行われました。
立憲民主党・野田佳彦 代表:
解散総選挙についておたずねします。総理はずっと「今解散すれば勝てる」とばかりに解散することは憲法の趣旨に反するというお考えを何度もこれまで披露してこられました。この心変わりはなぜなのでしょうか?
石破茂 首相:
今回新しい内閣が発足したことに伴い国民の意思を確かめる必要があるとの観点から衆議院の解散を行うとの判断をしました。
内閣支持率は前内閣より回復
FNNは10月5・6日、電話調査により全国の18歳以上の男女に世論調査を行い、1014人から回答を得ました。調査結果は次の通りです。
まず、石破内閣を「支持する」は53.3%、「支持しない」は35.8%でした。
9月の岸田内閣に比べて支持率が28ポイント回復した一方、2021年の岸田政権の発足時に比べて10ポイント下回りました。
また初入閣が13人、女性閣僚が2人となった新内閣に「期待する」と答えた人は43.1%「期待しない」は49.3%でした。
熊崎結萌 アナウンサー:
石破内閣の支持率が発表されましたが、街の人は新内閣に対してどのような思いがあるのでしょうか
女性:
石破さんは中央に立つというより支える感じの人に思えて期待は薄い
男性:
いま政治の不信いろいろなことがあってはっきりと明確にしてほしい。政治はいつもクリーンであってもらいたいというのがみんなの意見
進めて欲しい政策は?
石破内閣に進めて欲しい政策は「物価高・賃上げ対策」が最も多く39.5%次いで「景気対策」が35パーセントでした。
男性:
毎日生活していて物価が高くなってきていて米を買うのも迷ってしまうので、まずは経済成長第一に政府で政策を打ってほしい
男性:
地域創生というキーワードをあげていたので地域活性化に尽力してほしい
女性:
物価ですね。高騰しているのでもう少し給料と見合った生活がしたい
解散総選挙のタイミングは適切?
また、石破総理が表明した10月27日の衆議院の解散総選挙のタイミングについて「適切だ」との答えは24%で、「国会論戦の後、年内にすべきだった」との答えが4割で最も多くなりました。
男性:
賛成早く解散して国民の真意を問うた方がいいと思った
男性:
新政権になってすぐに解散というのはあまり良くない
裏金問題議員への対応は?
自民党が、旧安倍派議員らいわゆる裏金問題があった議員を選挙で公認するかどうかについて「公認するべきではない」との答えが47.4%、「説明責任を果たせば公認してよい」が42.5%でした。
女性:
(裏金議員の公認は)嫌ですね、そういう方が出るのは投票したくないなと思う
選挙後の政権のあり方については「自民公明中心の政権の継続」を望む人が53.1%、「今の野党を中心とした政権の交代」を期待する答えが35.3%でした。
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