9日の衆議院解散を前に、石破首相ら自民党幹部が協議し、政治資金の不記載があった議員10人以上を非公認とする見通しとなりました。
石破首相と森山幹事長、小泉選挙対策委員長は8日夜、自民党本部で、いわゆる“裏金議員”の公認の是非などを協議しました。
石破首相:
いろいろな観点から総合的に判断をするということで、最終的な調整を行ったところです。最終的には明朝の会議で決定します。
執行部は、すでに旧安倍派幹部ら6人を公認しない方針を示していましたが、関係者によると、8日の協議の結果、非公認の議員は10人以上に増える見通しとなりました。
また、これに先立って石破首相は、不記載のあった議員に代わり、女性の候補者を比例名簿に載せるよう指示しました。
一方、国会では参議院で代表質問が行われ、野党が石破首相を追及しました。
立憲民主党・田名部参院幹事長:
長年守らずに来たルールをこれからは守る。ルールを守る自民党と言われても、それだけでは信用できません。政策活動費は、きっかり廃止すべきではないですか?
石破首相:
政策活動費の将来的な廃止も念頭に、そのあり方の検討や透明性の確保に取り組みます。
国会では9日午後、党首討論を行った上で衆議院が解散され、事実上、総選挙の火ぶたが切られます。
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