内閣府政府広報室の公式SNSに投稿されたある写真が、今、物議を醸している。

「あなたの思い出の給食はどれ?」と題された投稿。
明治から令和までの学校給食の変遷を紹介している。

疑問の声が上がっているのが、平成・令和の子ども世代が食べているという給食。

肉や野菜が入った丼ぶり物に春巻きが2本、そして、野菜スープとトマトが添えられたサラダ。
さらには、フルーツ入りのゼリーまでついている。

見た目も色鮮やかだが、SNSでは、実際の給食の写真付きで「おかずの選択肢が少なすぎる」など反論が相次いだ。

アップされた写真を見ると、揚げ物1つと、野菜スープに白ご飯の3品だけ。
6品の内閣府が紹介した給食と比べると、料理の色合いも違う。

疑問の声は、全国の子を持つ親からも次々と投稿された。

別の写真では、魚の竜田揚げ1切れ、そして野菜スープに白ご飯、牛乳の4品。

小学校4年の息子が食べる給食の写真を投稿した母親は、子どもが「給食が足りない」と嘆いていると話す。

小4の子を持つ投稿者「子どもに『きょうは唐揚げだったね。どうだった?』と聞くと、『小さな唐揚げが3つだった』、『シューマイが1個だった』。そういう日は息子も『足りなかった』、『寂しかった』と言う。“一汁三菜”など国が言う食育から、かけ離れている」

街の人にも盛りすぎ写真を見てもらうと...。

小5の子を持つ親「(実際の給食より)画像の方が(品数が)多く見える。男の子はたくさん食べると思うので、量を増やしてほしい」

中2の子を持つ親「(実際は)スープにこんなに具が入っていない」

給食の実態について専門家は、学校給食には地域格差があると指摘する。

管理栄養士・金子あきこさん「格差が市町村によってあることが問題。政府に近づくように改善した方がいい」

内閣府政府広報室は、「いろいろご意見をいただいているのは承知している」とコメントしている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。