福島選挙区の争点の一つに「世代交代」がある。
<前職か新人か 福島2区>
2区は立憲民主党の前職・玄葉光一郎さんに、共産党の丸本由美子さん、諸派の高橋翔さん、自民党の根本拓さんと新人3人が挑む構図。
<新人による争い 福島4区>
4区は、自民党の坂本竜太郎さん、立憲民主党の斎藤裕喜さん、共産党の熊谷智さん、いずれも新人による争いとなる。
「この浜通りの復興、難しい課題の克服に、粘り強く地元の皆さんのお声をしっかりと国政に届けさせていただきます」と語るのは、衆議院議員を8期務めた吉野正芳さんの後継となる自由民主党の新人・坂本竜太郎さん。
市議会議員・県議会議員を経て、新たに目指す国政の場で、浜通りの声を届けたいと話す。
坂本さんは「今度は新しい取り組みに果敢に挑戦することで、世界中の方々に貢献できる・恩返しできるような地域を作り上げていきたい。新しい産業・技術。この経験・教訓を活かして発揮して参りたい」と語った。
立憲民主党の新人・斎藤裕喜さんは、いわき市と富岡町でエネルギー関連の会社を経営する、45歳。被災地の復興を若い世代で成し遂げていきたいと考えている。
斎藤さんは「どうすれば人が地域に来てくれるのか、残ってくれるのか、そういった部分も様々な方と議論した上で進めていくことが重要だと思っています」と語る。
日本共産党の新人熊谷智さんは、新たな区割りでの選挙で、新人3人が互いに福島の未来について意見を戦わせられることを期待している。
熊谷さんは「この地域の有権者が、政治にどういうことを望んでいるのかということを、それぞれの政見を堂々と戦わせて、その中身でもって有権者の皆様に選んでもらえるような、そういう戦いにしたい」と語った。
同世代が争う公算が高い福島4区。世代交代を託す争いともなりそうだ。
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