福島の小選挙区の定数が減ったことにより、次の衆院選から比例代表単独での立候補予定となったのがこの2人。自民党の前職・上杉謙太郎さんと立憲民主党の前職・馬場雄基さん。
上杉さんについては、自民党県連が比例での公認を申請していたが、9日の時点では判断を先送りした。裏金問題めぐり、上杉さんは309万円の不記載があり、「幹事長注意」となっていて、今後の状況は不透明だ。

一方、馬場さんは比例代表の候補として役割を果たしていく考えを強調した。
東北比例で立候補予定の立憲民主党の前職・馬場雄基さんは「今の役割、今の使命というものをちゃんと自分の中で言語化して、とにかくできること、なすことなして皆さまと一緒にしっかりとまた仕事ができるように、1人でも多くの方とよいお仕事ができるようにがんばっていきたい」と話した。

<急ピッチで選挙準備>
これから選挙戦が始まるが、今回は日程の短さも指摘されている。
内閣が発足してから8日後の解散は戦後最短。また、解散から投票日までの期間は19日間と過去40年ほどの中で前回に次ぐ短さだ。
これに伴い福島県や市町村の選挙管理委員会も対応に追われている。
福島市や郡山市、会津若松市などでは、これまで開票所に使用してきた会場が既にイベントの予約で埋まっていて別会場に変更となった。

県の選挙管理委員会によると、投票所の数は県内で1216ヵ所と必要な数は確保できたとしている。ちなみに投票時間が繰り上げとなっている投票所は、1143ヵ所と全体の9割以上で午前7時から午後6時までの2時間繰り上げが最も多くなっている。
また双葉町では、原発事故をきっかけに、埼玉県加須市に設置された役場の支所に今回も投票所が設置される。

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