岩屋毅外相は9日、イスラエルのカッツ外相と就任後初めて電話で協議した。イスラエルとイランの対立などを巡る中東情勢の悪化を受け、イスラエルに自制を強く求めた。「事態のさらなるエスカレーションは地域や国際社会の利益にならない」と伝えた。
協議は40分間ほどだった。岩屋氏は外交的解決のためにイスラエルとイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラ間の即時停戦が重要だと述べた。
パレスチナ自治区ガザの情勢ついて「人質の解放と人道状況の改善につながるよう、停戦の実現と事態の早期沈静化が必要だ」と強調した。イスラエルに危機的な人道状況への憂慮を伝え、人道支援活動の強化へ最大限の協力を要請した。
岩屋氏は協議後、外務省内で記者団に「全ての関係者に対して粘り強く働きかけていきたい」と語った。
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