衆議院が解散され、27日の投開票に向けて事実上の選挙戦に入りました。
9日午後4時から開かれた衆議院本会議で、解散詔書が読み上げられました。
議場では“恒例”の万歳が起きましたが、野党側の多くは応じませんでした。
石破首相は、臨時閣議で総選挙の日程を正式に決定し、9日夜、記者会見を開きました。
石破首相:
この解散は「日本創生解散」です。どうぞわれわれに政権を託してください。勝敗ラインにつきましては、自民党・公明党で過半数を目指したい。
「自民・公明両党で過半数」との勝敗ラインが示されました。
公明党・石井代表:
政治改革を進められる政党・政治家は誰かと。また、衆議院選挙ですから、政権選択の選挙になります。自公の連立しかないということを訴えていきたい。
一方、野党側は街頭演説などで解散を批判しました。
立憲民主党・野田代表:
今回の解散の正体は分かりました。裏金隠しの解散です。裏金隠しの解散を許さないという意思表示を、有権者の皆さんにしていただかなければなりません。政権交代こそ最大の政治改革である。
日本維新の会・馬場代表:
自民党は総裁選挙をやって、そして、この次は衆議院選挙をやれば、国民の皆さん方が今までのお金の問題を忘れてくれるんじゃないか、そういうふうに考えています。
共産党・田村委員長:
今、石破首相の言葉の何を信じていいのか分からないと、いわば目くらましにして選挙をやる。でも皆さん、私たち、迎え撃ちます。
国民民主党・玉木代表:
裏金の温床にもなると言われていた使途を明らかにしない政策活動費。そのお金を使って次の選挙をやるそうです。裏金使い解散じゃないかなと、使いまくり解散になりますよ。
れいわ新選組・山本代表:
ここで解散するって一体誰のためだって言ったら、やっぱり自民党が議席を減らさないためですよね。この国に保守なんてもういませんね。奴らは保身です。
“短期決戦”の総選挙は27日投開票です。
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