共産党長野県委員会は、衆院選長野3区の公認候補を取り下げる方針を固めた。立憲民主党前職との競合を回避し、野党候補の一本化で自民党に対抗する狙い。11日に正式発表する。共産の田村智子委員長は、小選挙区に擁立した候補の取り下げは困難としているものの、個別の地域情勢などを考慮して判断するとみられる。複数の関係者が10日明らかにした。  関係者によると、県委員会が10日夜、3区内の同県上田市で支援者らを集めた。幹部が取り下げ方針について「自民政治を終わらせるための苦渋の決断だ」と説明した。  共産は昨年6月、3区に新人の元市議渡辺正博氏(73)の擁立を発表していた。


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