石破茂首相が10日、中国の李強首相との会談で、1972年に日中国交正常化を果たした当時の田中角栄首相の発言を紹介する一幕があった。「私の政治の師であり、政界入りを後押しした田中首相は『日中両国の指導者が明日のために話し合うことが重要だ』と述べた」と語った。日本外務省が明らかにした。

同省によると、国交正常化が実現した72年9月の訪中時、田中首相が中国の周恩来首相との小宴であいさつした際の言葉だという。

石破首相には日中関係を重視する姿勢を示し、習近平国家主席を含めてハイレベル対話の促進を呼びかける狙いがあったとみられる。〔共同〕

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。