石破総理がラオスでのASEAN首脳会議に臨みました。初めての外遊となります。はです。日韓関係や北朝鮮情勢、そして、覇権の拡大に動く中国への対応。外交デビューを果たした石破総理の発言は。
■“石破外交”ASEANでスタート
解散したその夜に日本を離れ、韓国・中国・インドなどとの首脳会談に臨む強行スケジュールです。
石破茂総理大臣
「世界の成長センターであるASEANとともに未来をつくり、未来を守っていきたい」
ASEANの未来に影を落としているのが中国です。東シナ海や南シナ海では各国との衝突を繰り返し、8月には日本の領空に中国軍機が侵入する事案も起きています。
石破総理は会談で中国を強くけん制しました。
石破茂総理大臣
「東シナ海での日本の主権を侵害する活動や挑発的な軍事活動に強く反対する。力や威圧による一方的な現状変更の試みを許容してはいけない」
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■中韓首脳と直接会談総理として初めての直接会談は韓国・尹大統領です。
石破茂総理大臣
「私は尹大統領と岸田前総理が大幅に改善をした日韓関係を引き継ぎ、さらに発展させたいと考えております」
北朝鮮は9日、韓国側の軍事演習などにより「一触即発の戦争危機が日に日に高まっている」として、韓国とつながる道路と鉄道を永久に封鎖すると発表。
会談では日米韓の防衛協力をさらに深めることなどを確認したとみられます。
そして、言うべきことは言うと繰り返してきた中国との会談。相手はナンバー2の李強首相です。中国 李強首相
「所信表明演説をされ、私ども大変注目をしていました。両国のあらゆるレベルの交流と対話を推進すると表明されたことを中国は評価しています」
石破総理は、日本周辺での軍事活動に深刻な懸念を伝え、深センで日本人小学生が刺殺された事件についても、一刻も早い事実解明を要求しました。
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