【ビエンチャン=三木理恵子】石破茂首相は11日、訪問先のラオスで東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本、米国、中国、ロシアの首脳らが参加する東アジアサミット(EAS)に出席した。ロシアによるウクライナ侵略などを踏まえ、力による一方的な現状変更の試みに反対すると表明する。
日本は「法の支配」に基づく国際秩序の重要性を一貫して訴えてきた。中国を念頭に東・南シナ海での活発な軍事活動への懸念に触れる可能性がある。
東アジアサミットは本来、ASEANと域外の国の協力案件や懸案事項を話し合う場だ。2022年のウクライナ侵略以降、米国、中国、ロシアの応酬が激しくなっている。
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