ラオスを訪問中の石破首相は、まもなく東アジアサミットに出席します。

ASEAN(東南アジア諸国連合)のほか、アメリカや中国、ロシアが参加し、激しい議論になるものとみられます。

現地の会場から、フジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が中継でお伝えします。

11日朝は笑顔も見せた石破首相ですが、この後行われる会議は、中立的なASEANを挟んで対立する日米と中露が火花を散らす展開も予想されます。

滞在2日目の朝、石破首相は、議長国ラオスによる歓迎式典やベトナムとの首脳会談に臨みました。

まもなく始まる東アジアサミットには、中国の李強首相に加え、アメリカのブリンケン国務長官、ロシアのラブロフ外相が参加します。

会議では、北朝鮮の核ミサイル開発、中国による東シナ海などでの海洋進出、ロシアによるウクライナ侵攻について対面で議論し、2つの陣営が激しくぶつかる可能性があります。

難しい舵取りを迫られる石破首相ですが、10日夜の日中首脳会談では、中国軍機の領空侵犯などで深刻な懸念を伝える一方、「戦略的互恵関係」を確認し、同行筋は「習近平首席との会談実現に向けて着実に積み上げることができた」と手応えを強調しています。

石破首相は11日夜、記者会見し、外交の成果を説明する予定です。

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