東京都の小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」は11日、都庁で記者会見を開き、同会が国政進出を目指して設立した「ファーストの会」が今回の衆院選で独自候補擁立を見送り、国民民主党を支援する方針を明らかにした。

森村隆行氏(資料写真)

 代表の森村隆行都議は「党内や他党、有権者などさまざまな要因を検討してベストだと考えた。国民民主との関係性が醸成されていたことが大きい」と説明。同党とは2022年参院選東京選挙区で当時代表の荒木千陽都議が出馬(落選)した時から、支援を受けるなど関係を築いたという。首都直下地震への備えや、給料が上がる経済の実現など、目指す政策の一致点も多いとしている。  ファーストの会は前回衆院選直前の2021年10月に発足を発表し、候補者擁立を目指したが断念した。2022年参院選後、今年4月の衆院東京15区補選では、無所属で出馬したファーストの会副代表の乙武洋匡氏を推薦したが、議席獲得に至らなかった。(奥野斐) 

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