吉村洋文大阪府知事=大阪市中央区(山田耕一撮影)

大阪府の吉村洋文知事は25日の記者会見で、人口減少を食い止める政策実現のため、0歳児から選挙権を認めるべきだとの考えを示した。「子供が政治的影響を持つ仕組みになれば、政治家もその方向を向く」と述べ、転換を促す必要性を指摘。市町村の4割超に「消滅可能性」があるとする民間組織の報告書公表に関する質問に答えた。

共同代表を務める日本維新の会は、教育無償化をはじめ将来世代を重視した政策を掲げる。次期衆院選に向けて岸田政権との違いをアピールする狙いもありそうだ。

吉村氏は自民、公明両党の連立政権が子育て世代への政策を軽視してきたため、人口減少が起きていると主張。「人口減は日本全体の問題で、このままではじり貧だ」と述べた。0歳児選挙権については、成人するまでは保護者が投票を代理する想定だと説明した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。