岸田文雄首相は25日、バイデン米大統領がロシアの侵略が続くウクライナ向けの約600億ドル(約9兆3000億円)の支援を盛り込んだ緊急予算に署名し、予算が成立したことについて「米国がウクライナに強力な支援を供与することを心から歓迎します。日本はこれからもウクライナとともにあります」とX(旧ツイッター)に投稿した。
首相は今月11日の米上下両院合同会議での演説で、米国の世界でのリーダーシップを「必要不可欠」と強調した上で、「もしも米国の支援がなかったら、モスクワからの猛襲を受けたウクライナの希望は、どれほど前についえ去ったことだろう」と訴えた。
米議会では予算の審議が半年間にわたり停滞していたが、採決前の米上院討論では「日本の首相は自由を擁護し安定と繁栄を育てる米国の指導的役割を感動的に話した」(グラスリー上院議員)などと首相の演説を引用しながら、米国のリーダーシップの重要性と予算案への支持を訴える議員が相次いだ。
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