衆議院選挙の公示を前に、13日朝、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に与野党7党の党首らが出演し、選挙の争点となる「政治とカネ」問題などについて討論を行いました。
石破首相は、10月の衆院選で自民党は政策活動費を使わない考えを新たに示したのに対し、複数の野党は、検証ができないと指摘しました。
自民党総裁・石破首相:
政策活動費は合法な範囲内で抑制的に使います。それをどのように使うかということはここで申し上げることはいたしませんが、選挙においては当然使わない。
立憲民主党・野田代表:
抑制的に合法的に選挙に使わない。証明できないんですよそれ。主観的なお話をされても、精神としてそうあっても実態としてそうだったかは証明できないんですよ。
国民民主党・玉木代表:
選挙が始まる前に渡したら「政治活動です」「選挙活動ではございません」で渡したら、いくらでも説明できるじゃないですか。使ったか使わないか、誰に渡したか分からないので、検証不能なんですよ。
れいわ新選組・大石共同代表:
汚いお金で選挙に勝ってきたのではないかという大きな疑惑があって、どんなお金で自民党が選挙勝ってたんですかというのが全く明るみになっていない。これが裏金問題の本質なんです。
また、自民党が派閥資金の不記載に関連した、議員12人の公認を見送ったことに対し、与野党は説明を引き続き求めました。
公明党・石井代表:
基本的には自民党内の党内自治の問題です。疑惑ありとすればその説明責任をやっぱり求められますから、説明をしっかり果たしていただきたい。
日本維新の会・馬場代表:
党内融和よりも国民の思いを優先するとおっしゃいましたが、国民がなるほどと国民と正面から向かい合っているなと、そういうふうな理解はされないと思います。
共産党・田村委員長:
政治資金収支報告書の不記載があり、それが裏金になった。なったというふうに確定できるものも疑惑も次々と起きている。もう自民党の組織的な問題なんですよ。
また、社民党の福島党首は「戦争の準備ではなく、平和構築、平和外交、憲法を守る社民党が国会に必要だ」と訴えたほか、参政党の神谷代表は「経済が停滞している。減税と積極財政で国の経済を立て直す」と掲げました。
衆院選は、15日に公示、27日に投開票が行われます。
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