記者団の質問に答える岩屋外相(左)と中谷防衛相(14日)

石破茂首相(自民党総裁)は14日、党本部で岩屋毅外相、中谷元防衛相、小野寺五典政調会長と協議した。外交・安全保障上の課題について意見を交わした。首相が提唱するアジア版NATO(北大西洋条約機構)や日米地位協定の改定を巡る話題が出たもようだ。

自民党は衆院選後に小野寺氏をトップとする組織を設けて「地域の安全と安定」に関する議論を始める見込みだ。

岩屋氏によると首相から「党で議論を始める際には、外務省や防衛省などと調整しながら進めてもらいたい」との言及があった。面会後、党本部で記者団に明らかにした。

中谷氏は16日からベルギーとイタリアを訪問し、NATOと主要7カ国(G7)の国防相会合に出席する。首相は中谷氏にイタリアやドイツの地位協定の改定などについて各国の防衛相から聞いてくるよう求めた。出席者が明らかにした。

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