東京都の小池百合子知事は15日夜、衆院選に立候補した公明党の石井啓一代表の応援演説に駆けつけた。
小池氏は都政で公明と協力関係を築いており、7月の都知事選でも支援を受けた。比例北関東から埼玉14区に転出した石井氏を応援し、足元を固める狙いがあるとみられる。埼玉県三郷市のJR三郷駅前であった街頭演説で、小池氏は「時代の流れを読みながら政策を仕立てていく仕事師が石井さんだ」と持ち上げた。
埼玉14区には、日本維新の会新人の加来武宜氏、国民民主党前職の鈴木義弘氏、共産党新人の苗村京子氏らも出馬している。
小池氏は11日の定例記者会見で、衆院選での応援について「まだ決まっていない。都政に協力いただける、また私は保守なのでそういった中で、候補者の応援に入る考えはある」と述べていた。
小池氏が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が国政進出を目指して設立した「ファーストの会」は、衆院選での独自候補擁立を断念し、都内の国民民主党候補を支援する方針を明らかにしている。【島袋太輔】
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