26日午前3時ごろから3時10分ごろにかけて、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海に中国海警局の船2隻が相次いで侵入した。第11管区海上保安本部(那覇)によると、海警船2隻が領海内を航行する日本船舶1隻の動きに合わせて航行しているのが確認された。
日本船舶は尖閣周辺海域を調査する石垣市の海洋調査船とみられている。中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入するのは2日連続で、今年12日目。
海洋調査船には中山義隆市長のほか、市から調査を委託された東海大の山田吉彦教授(海洋政策)も乗船。25日午後5時ごろ、尖閣に向け石垣港を出港していた。
11管によると、領海侵入したのは「海警2502」と「海警2302」。海上保安庁の巡視船が領海から出るよう要求するとともに、石垣市の海洋調査船とみられる日本船舶に近づかないよう警戒している。
接続水域では別の中国公船2隻も確認され、うち1隻は機関砲のようなものを搭載していた。接続水域を含め、尖閣周辺では127日連続で中国当局の船が確認されている。
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