衆議院選挙の投開票日まであと6日。宮崎県内には与野党の幹部級が続々と訪れ、政治とカネの問題や経済対策を巡り、舌戦を繰り広げています。

先週金曜、厳重な警備体制がしかれた宮崎駅前に駆け付けたのは、前の内閣総理大臣・自民党の岸田文雄氏。
約2200人の聴衆が詰めかける中、政治とカネの問題について謝罪した上で、賃上げなどこれまでの成果を強調しました。

(自民・岸田文雄前首相)
「2030年代になりますと、日本の人口減少の動きがぐっとスピードを上げる。今このタイミングで経済を、社会保障を、こども・子育て政策をしっかりと進めておかなければ手遅れになってしまう。本当の意味で政治の結果を出せる候補者、そして政党はどこなのか、これを皆さんにしっかり見てもらいたい。」

一方、野党は自民党の政治姿勢を厳しく批判、攻勢を強めています。

(立憲・福山哲郎元幹事長)
「石破総理なら、いくら与党だって、自民党だって、敵の党だって、日本のために尽くしてくれるならいいじゃないですか。期待しました。でも皆さん、石破さんでも変わらない。石破さんでも変えられないことわかったんじゃないですか。そしたら自民党の限界あるじゃないですか。もう限界来てるんじゃないですか。」

(共産・山添拓政策委員長)
「この選挙はやっぱり自民党政治のゆがみを正さなくちゃいけないと思っています。とりわけ何といっても裏金問題は、やっぱりそのままにはできないんじゃないでしょうか。選挙で公認しないのは一部に限られます。こんな政治はさすがにもうごめんじゃありませんか。」

(国民・榛葉賀津也幹事長)
「国会議員は裏金もらって3000万円、何のおとがめもなし。このふるさとで頑張っている国民・庶民を馬鹿にするなって話だ。我々政治がやらないといけないことは、国の財布を豊かにすることではなくて、皆さんの一人一人の財布を豊かにすることなんです。」

12日間の選挙戦もきょうで折り返し。日本維新の会は、信頼を失った政治の改革を掲げ「保守の受け皿」を目指します。
参政党は比例票の掘り起こしに向け、知名度の向上を図っています。

宮崎1区と2区には今後も、与野党の幹部が相次いで来県する予定で、10月27日の投開票日に向け選挙戦は激しさを増しています。

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