石破茂首相

 石破茂首相(自民党総裁)は21日夜、自民党本部で、森山裕幹事長、小泉進次郎選挙対策委員長らと会談し、衆院選(27日投開票)の情勢について協議した。重点区の設定などを巡り、意見を交わしたとみられる。

 首相は21日、大阪府高槻市での街頭演説で、「情勢は極めて厳しい。政権に復帰以来、初めて迎えるものすごい大逆風の選挙だ」との認識を示し、「この国を野党に任せるわけにはいかない。私たち自民党、公明党はこの国を確かに次の時代に進める」と支持を呼びかけた。

 毎日新聞の序盤情勢調査によると、与党で過半数を維持する見通しだが、自民は議席を減らす公算が大きく、公明も公示前勢力を維持できるかどうかは微妙な情勢となっている。一部報道機関は、与党の過半数割れの可能性を報じている。【内田帆ノ佳、森口沙織】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。