日本維新の会の藤田文武幹事長は23日、衆院選後に自民、公明両党の連立政権に加わる可能性について「あり得ない」と否定した。大阪府寝屋川市内で記者団に語った。
朝日新聞社が19、20日に実施した情勢調査では、自公が過半数を維持できるか微妙な情勢だ。
藤田氏は「私たちが自公政権に入って、連立を組むという選択肢は私はない。あり得ない」と強調した。また今年5月に岸田文雄首相(当時)との党首会談で合意した調査研究広報滞在費(旧文通費)の使途公開の法改正が困難となったことも挙げ、「(自民は)結局私たちの約束をほごにした」とし、「政治改革は道半ばで、うやむやにしようとしている。自民党とは相いれない」と指摘。「まずは今のたるんだ自公政権を過半数割れさせる」と述べた。
一方、衆院選後に立憲民主党と連携する可能性について、「立憲民主党とも我々の考え方はかなり違う。そこと連携する、一緒に組んで何かをやるということも相当可能性が低いことだと思う」と語った。
馬場伸幸代表も23日、府内で記者団に「今のこの腐った自民党では連立を組む意味もないんじゃないか。そういう政党は1回、もっと大きく反省してもらわないといかんと思う」と話した。(岡純太郎)
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