日中の外務・防衛などの当局者が協議し、日本側は中国の軍事活動の拡大に深刻な懸念を伝え、中国漁船の違法操業問題でも対応を強く要請しました。
東京都内で行われた協議には、外務省の鯰アジア大洋州局長をはじめ防衛省や水産庁などの担当者が出席しました。
日本側は、8月に中国軍機が初めて日本の領空を侵犯した問題で十分な説明を求めたほか、先月、中国海軍の空母が日本の接続水域に入ったことなどを念頭に、軍事活動の活発化に深刻な懸念を伝えました。
さらに、イカ釣り漁が盛んな日本海の大和堆周辺での中国漁船による違法操業について、中国側に対応を強く要請しました。
このほか、日本のEEZ=排他的経済水域に設置された中国のブイなど、海洋に関わる様々な問題がテーマとなりました。
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