衆院選の投開票日を前に、毎日小学生新聞は政党にアンケートを行いました。投票をするのは18歳以上の大人ですが、選挙の結果は、子どもの暮らしや未来につながっていきます。子どもたちが政党へのイメージを持ちやすいよう、各党に自分たちを「動物」に例えてもらいました。さて、各党が挙げたのは――?
国会では基本的に、多数決で物事を決めます。そのため、政治家がやりたい政策を実現させるには、同じような考えを持つ仲間が必要になります。こうした仲間となる議員の集まりが、政党です。
今回は、選挙について定める公職選挙法で、政党の要件(国会議員が5人以上所属するか、直近の衆議院・参議院選挙で全国で2%以上の得票)を満たした九つの党にアンケートをしました。
「あなたの政党を動物に例えるなら」という質問に、複数の政党が同じ動物を挙げたのは「ゾウ」でした。自民党と共産党です。理由として、大きな耳で声を聴き、政策に生かす、という点が共通しています。
子どもに親しまれている動物では、国民民主党の「ウサギ」、立憲民主党の「ペンギン」、日本維新の会の「ウマ」が挙がりました。暮らしの身近にいる「ハト」は社民党。珍しいジャンルでは、公明党の「ラーテル」や参政党の「鳳凰(ほうおう)」という答えがありました。れいわ新選組は無回答でした。
その動物を選んだ理由を読むと、各政党が何を目指しているのかや、何を大切にしているのかが伝わってきます。
選挙戦では、どの政党も、有権者に実現を約束する「公約」を掲げています。国会議員になる人に、どんなことに目を向け、何を大切にして政治をしてほしいでしょうか。
アンケートは、「動物」のほかに2問尋ねました。物価高について「モノの値段が上がるのに、おこづかいは上がりません。どんな対策を考えていますか」と、地球温暖化について「夏が暑すぎて外で遊べず、自由にでかけられません。こんな暑い夏にならないような対策を考えていますか」という質問です。
各政党はどんな回答をしたでしょうか。詳しくは、毎日小学生新聞のウェブサイトで。【山根真紀】
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