自衛隊の殉職隊員追悼式が26日午前、防衛省で行われた。遺族ら約300人が参列。石破茂首相は追悼の辞で「尊い犠牲を無にすることなく、激変する安全保障環境の中、国民を守り、日本を守り、世界の平和と安定に貢献するために全力を尽くす」と述べた。

昨年9月からの1年間に公務災害による死亡が認定された隊員は、4月に発生した海上自衛隊哨戒ヘリコプター衝突墜落事故の乗員8人を含め計32人。陸上自衛隊16人、海自13人、航空自衛隊2人、内部部局1人の名簿が新たに慰霊碑に奉納された。

自衛隊の前身である警察予備隊が発足した1950年以降、殉職隊員の累計は2112人となった。

自衛隊の殉職隊員追悼式で殉職隊員名簿を奉納する中谷防衛相(手前左)=26日午前、防衛省(代表撮影)

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