石川県内では一部を除いて午前7時から衆議院選挙の投票が始まり、414か所で行われています。
このうち、輪島市河井町にある「ふれあい健康センター」では、訪れた有権者が投票用紙を受け取り、1票を投じていました。
ことし1月の能登半島地震と9月の豪雨で二重に被災した輪島市では、投票所として使っていた建物が被害を受けたことなどから、投票所の数を前回より2か所減らして18か所にしました。
また、道路の状態が悪く、夜間の事故を防ぐため、すべての投票所で終了時間を繰り上げるなど投票時間も短縮します。
同じように被災した珠洲市でも投票所の数を前回の半数近い10か所に減らし、投票時間もすべての投票所で短縮することにしていて、被災地では選挙にもさまざまな影響が出ています。
県選挙管理委員会によりますと、県内の16か所の投票所を選んで推計した午前11時発表の「推定投票率」は10.11%で、前回・3年前の選挙より1.81ポイント低くなっています。
一方、26日までに県内で期日前投票を行った人は24万9943人と前回とほぼ同じになりました。
地震や豪雨で大きな被害を受けた能登地方では、復旧・復興のさなかの選挙となり、投票率の行方も注目されます。
衆議院選挙の投票は、一部の投票所を除いて午後8時まで行われます。
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