愛知7区では、三つ子の母の国民新人、日野紗里亜氏(36)が裏金事件で総務相を辞任した自民前職の鈴木淳司氏(66)らを破り、初当選を確実にした。鈴木氏は党から比例代表への重複立候補を認められておらず議席を失った。
日野氏は「一般社団法人あいち多胎ネット」代表として活動してきた経験から、安心して子育てできる社会の実現などを訴えた。
7区では2021年の前回選で立憲が候補者を擁立したが、同区は国民系の労働組合が多いため運動がかみ合わず惨敗していた。日野氏は今回、連合愛知の強力な支援を受けた。
鈴木氏は派閥からのパーティー券収入の還流分60万円を政治資金収支報告書に不記載だった点について「裏金の構造を知らなかった」と発言するなどして有権者が離れた。区割り変更で中心地盤を失ったことも響いた。【荒川基従、塚本紘平】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。