熾烈な選挙戦が展開された第50回の衆議院議員選挙は、10月27日に投開票が行われた。今回の選挙は、小選挙区289、比例代表176の合計465議席を巡る争いで、1344人が立候補、与党で過半数の233議席を確保できるかが焦点となる。
自民・公明の与党は、政権運営の継続を巡り、全国各地で有権者に支持を訴えた。一方、野党は、「政治とカネ」の問題により逆風下にある自民、また、公明を加えた連立与党を厳しく批判した。今回の選挙は、裏金問題が深刻化させた政治不信の解消が大きな争点となった。物価高への対応、経済政策、少子高齢化や人口減少、東アジアをはじめ、欧州など不安定化する国際情勢など内外に山積する諸課題に対して、各政党はどう対処するのか問われた。
選挙戦終盤の時期に、裏金事件を巡って、自民党が非公認とした候補が代表を務める政党支部に、現金2000万円の活動費を支給していた問題が報じられた。公認候補には、公認料500万円と、活動費1500万円の計2000万円、非公認候補には、党勢拡大のための活動費だけで同額の2000万円が支給されていた。
番組では、投票の終了直後から、ANN出口調査による各政党の議席獲得の予測をはじめ、自民・公明の与党議席獲得数など詳報、また、刻々と決定する全国の当選者情報を速報した。関心の高い全国の小選挙区について、専門家とともに分析をしながら、投票で示した有権者の判断を読み解く。さらに、主要政党の幹部を生中継で結び、今回の選挙戦に対する評価、見解を直撃した。
★ゲスト:久江雅彦(共同通信特別編集委員)、中北浩爾(中央大学教授)
★アンカー:末延吉正(ジャーナリスト/元テレビ朝日政治部長)
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