27日投開票の衆院選では、国民民主党が比例代表の北関東ブロック(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県=定数19)と東海ブロック(岐阜県、静岡県、愛知県、三重県=定数21)で、確保できるはずだった議席を他党に譲ることが確実になった。 比例の得票が伸びた一方、埼玉14区で公明党の石井啓一代表を破った鈴木義弘氏ら、比例で重複立候補した候補者が小選挙区で勝利し、比例復活の対象者が減ったのが原因。

開票速報を見守る国民民主党の玉木雄一郎代表=10月27日夜、都内で(佐藤裕介撮影)

近年では、結党間もない立憲民主党が躍進した2017年の衆院選の比例東海ブロックで、立民の獲得議席が立候補者数を上回り、1議席を自民党に譲った。自民党が大勝した2005年、民主党が大勝した2009年にも同様のケースがあった。


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