与党過半数割れという今回の結果を受けて、今後、石破総理大臣はどのように政権を維持していくのでしょうか。

 (政治部・澤井尚子記者報告)
 結果を受けて、すでに選挙の責任者である小泉選対委員長は辞任の意向を周囲に示しています。

 さらに、非公認の候補者の党支部にも2000万円を支給していたことが最終盤で明らかになり、「ダメ押しになった」として森山幹事長の責任問題に発展する可能性もあります。

 ただ、森山幹事長は政権の屋台骨で、石破総理の側近は「今、党内でゴタゴタやっている場合じゃない」と牽制(けんせい)しています。

 石破総理は政権の維持に向け、まずは国民民主党などとの連携を模索したい考えです。

 官邸関係者は「かなり高く売ってくるだろう」と警戒するなど、調整は難航する見通しです。

 来月7日で想定されていた総理大臣の指名選挙は数日程度ずれ込むという見方が出ています。

 一方、連立パートナーの公明党も議席を大きく減らし、石井代表自身も落選したため代表を辞任する見通しです。

 午後には石破総理が会見し、野党に直接連携を呼び掛ける見通しです。

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