27日投開票された衆院選で、政治団体「日本保守党」の公認を受け、愛知1区で当選を果たした前名古屋市長の河村たかし氏(75)は一夜明けた28日、名古屋市の事務所で報道陣の取材に応じ、「ありがたいもんで、使命感を感じている」と語った。
日本保守党は比例代表でも東海・近畿ブロックで計2議席を獲得したが、目標としていた政党要件の一つである5議席にはあと一歩届かなかった。
河村氏は「5議席は取りたかった」と悔しさをにじませたが、同党共同代表として今回の衆院選を「若干、便秘状況だけど、巨大な一歩を歩み出した。産みの苦しみ」と独特の「河村節」で総括した。
また、他党との連携については「これから幹部と相談して、まずは首相指名に誰を書くか。3票ありますから」と笑みを浮かべた。
河村氏はこの後、名古屋市の商店街で街頭演説を行い、「おかげさまで働くチャンスをもらい、サンキューベリーマッチ」と感謝を述べ、「日本の議会と議員の構造を変えないと、政権交代したとしても変わらず、国の根本を変えないといけない。総理を狙う男75歳、アゲインの気持ちです」と力を込めた。【真貝恒平】
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