メディアの取材に応じる国民民主党の玉木代表(27日、東京都新宿区)

国民民主党の玉木雄一郎代表は28日のBS日テレ番組で、自民党との連携を巡って「幹事長レベルで接触していると報告を受けている」と明らかにした。打診があれば石破茂首相(自民党総裁)とも「会う用意がいつでもある」と語った。

27日の衆院選で自民、公明両党が過半数割れしたことで、自民党は政権運営や首相指名選挙で野党の協力を得る必要が出てきた。

国民民主は10月の臨時国会で、石破内閣への不信任決議案を立憲民主党などと共同提出した。自民は議席を大きく減らしたものの「選挙を経て比較第1党になっており、一定の民意だという評価を尊重すべきだ」と話し、自民と協力する場合の正当性を主張した。

野田佳彦代表ら立民の執行部との関係は「泉健太前代表の時よりも格段にコミュニケーション(の量)が落ちている」と話した。「自民党の方が政策的な協議の働きかけを頻繁にしている」と触れた。

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