日本維新の会は、今回の衆議院選挙で160人以上の候補者を擁立しましたが、獲得したのは38議席にとどまり、選挙前から6議席減らしました。

30日に開かれた国会議員団の役員会で、馬場代表は、選挙結果について「ひとえに私の力不足で重く受け止めている。一方、広島や福岡など今まで歯が立たなかった選挙区で議席を預かることができ、正しい方向に進みつつあると考えている」と述べました。

そのうえで、党の規約に基づき、今後、代表選挙を行うかどうか、国会議員や地方議員などに諮る考えを示しました。

これに対し、浅田参議院会長は「100人以上の候補者が涙をのむ大敗北だ。責任を取って代表らは辞意を表すべきだ」と述べ、馬場代表らの辞任を求めました。

一方、前原副代表は、与党が過半数割れとなったことについて「本当に政権交代を起こす大きなチャンスだ」と述べ、来年の参議院選挙に向けて、立憲民主党と政策協議などを進めるべきだという考えを示しました。

藤田幹事長「今回の選挙の責めは私がいちばん受けるべき」

日本維新の会の藤田幹事長は、記者会見で「責任問題については真摯(しんし)に受け止めたい。今回の選挙については、幹事長であり選対本部長である私が、戦略や戦術も含めてほぼ9割以上起案し差配してきたので、その責めは、私がいちばん受けるべきだ」と述べました。

そのうえで「一方で、選挙の結果がどうであれ、審判を受けるとの意味合いのもと、代表選挙をやるかやらないかというしくみが党の規約でセットされているので、できるだけ早く、最短のスケジュールでできるように指示している」と述べました。

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