軍縮を担当する国連総会の第1委員会で日本被団協のノーベル平和賞受賞決定に言及した日本提出の核廃絶決議案が1日、採択されました。
核廃絶を目指す決議案は日本が1994年から毎年提出しているもので、米ニューヨークの国連本部で行われた1日の採決では145カ国が賛成し31年連続での採択となりました。
採択された決議では「核戦争に勝者はいない」として核軍縮に向けた具体的な取り組みを呼びかけています。
また日本被団協の今年のノーベル平和賞受賞決定にも言及し「経験を後世に伝えている人々との交流を歓迎する」として、被爆の実相への理解を広める取り組みの促進を求めています。
一方で、被団協などが日本政府に批准を求める核兵器禁止条約については、条約の発効などを「留意する」との表現にとどまっています。
決議は来月、国連総会の本会議で正式に採択される見通しです。
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