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 自民党は裏金議員4人含む6人が自民党会派入りの方針を決めた。「早すぎるのでは」といった批判の声も相次いでいるなか、なぜ会派入りを決めたのか。ジャーナリストの青山和弘氏が解説した。

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 裏金問題で離党勧告や党員停止処分などとなった旧安倍派議員ら4人を含む6人に対し、自民党は国会内での会派入りを要請。6人全員がそれを了承した。会派とは国会内で同じ活動をする集団で、国会では政党ではなく会派として活動することになっている。

 青山氏は会派について「実は国会運営は党ではなく会派でやる」として、「例えば、立憲と社民党が同じ会派を組んで“立憲社民党”という会派で質問の時間などを割り振ってもらう。社民党の人数が少なくても立憲と一緒ならたくさんの時間をもらえる、会派の中でのルールでたくさん質問時間を渡しましょうといった差配ができる」と説明。

 「仮に(裏金議員の)4人が会派を作っても全然質問のタイミングが来ない。自民党と一緒になった方が、自民党の時間をもらうことができる。会派という形で、党とは違う国会内のルールがある」とした。

 さらに、「今回、追加公認したわけでも復党させたわけでもないが、国会では同じ行動取るという会派にこの6人を入れた。これは、総理大臣指名選挙が11日にあるが、そこで『石破』と書いてもらうための布石。しかし、まだ自民党に復党させたわけではない、非常に微妙なポジション」と語った。

 「世耕(弘成)氏に至っては、二階(俊博)氏と戦うといった反党行為もあった。復党はもうちょっと時間かかる。萩生田(光一)氏や平沢(勝栄)氏に関しても、そう簡単に追加公認はしそうもない」と推察した。

「実はまだ裏金問題がくすぶっていて、東京都連のパーティー問題を特捜部が捜査している。東京都連の会長は萩生田氏で、平沢氏も入っていた。そういった問題がこの捜査でどこまで大きくなるかがまだわからない。また、検察審査会で、検察が不起訴にした人がもう1回起訴される可能性だってゼロじゃない。例えば、この6人を自民党に入れれば政権が安定するならやってもいいが、まだこの6人を戻したところで過半数は超えないからまずは会派でという判断」(青山氏)

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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