秋葉剛男国家安全保障局長が3日、日中首脳会談の開催に向けた事前調整のため、中国・北京に向けて羽田空港を出発した。

石破茂首相は、11月中旬に南米・ペルーで開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)、ブラジルで開催されるG20(主要20カ国・地域の首脳会議)にそれぞれ出席する方向で、この南米訪問にあわせて、中国の習近平国家主席と、首相就任後初めてとなる首脳会談を行う方向で調整している。

秋葉局長は、首脳会談の調整のため、北京で中国の王毅外相と会談する見通し。

首脳会談で日本側は、日中両国が共通の利益を拡大し協力する「戦略的互恵関係」の推進を確認したい考え。

また、福島第一原発の処理水の海への放出を受けて中国が停止した日本産水産物の輸入再開、中国軍機による日本の領空への侵犯など活発化する中国の軍事行動なども議題となるものとみられる。

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