石破茂首相は4日、11日召集予定の特別国会で再び首相に指名された場合の組閣人事で、法相に鈴木馨祐元外務副大臣（47）を起用する方向で調整に入った。牧原秀樹法相が衆院選で落選したことから、後任の人選を進めていた。

  • 落選の牧原法相、後任決まるまで「大臣として責任果たす」

　政権幹部が明らかにした。鈴木氏は麻生派所属の衆院当選6回。自民党派閥の裏金問題を受けた政治資金規正法改正をめぐり、自民党内で法改正に向けた実務者を務めた。衆院選では神奈川7区から立候補して小選挙区では落選したが、比例南関東ブロックで復活当選した。法相に起用されれば初入閣となる。

　同じく衆院選で落選した小里泰弘農林水産相の後任には、江藤拓元農水相（64）を起用する方向で調整している。公明党代表に就任する見通しの斉藤鉄夫国土交通相の後任についても、公明党の意向を踏まえて決定する考えだ。

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