れいわ新選組の山本代表が、衆院選の期間中に片言の日本語で選挙応援を呼び掛けた動画が物議を醸しています。
タイ人インフルエンサーの物まねだといいますが、外国人差別という声もあります。
そのインフルエンサーを取材しました。
れいわ新選組の山本代表が、候補者への投票を呼びかけた約1分の動画。
よくよく聞いてみると、「大石、こいつに、いれろ。大阪、5区は、大石、あきこ。比例は、れいわ。これ、大石、あきこ、れいわ、セットにしなきゃ、大石、落ちる」などと、なぜか、たどたどしい日本語で話しています。
この動画をSNSに投稿したのは、10月に本会議の採決でプラカードを掲げ物議を醸した、れいわの大石晃子共同代表。
ところが、この“カタコト”日本語を巡り、SNSには「外国人差別だ」などの批判が殺到。
在日コリアンの人権団体も「配慮に欠ける」と抗議しました。
大石氏は自身のXで、この動画について、タイに住むインフルエンサーの「オマージュ動画だ」と釈明した上で、謝罪しました。
元ネタとなったのが、「お前ら、よく聞け」と上から目線でタイを紹介する、27歳のタイ人、ナインさん。
その独特な口調が人気を集め、フォロワーは22万人を超えています。
動画を作った理由について大石氏は、「はやっているから、おもしろいから、その流行自体に『カタコトへの差別的意味合い』は無かったから、です」と釈明した上で、山本代表の動画を削除しました。
まねされたナインさんを「イット!」が取材。
タイ在住インフルエンサー・ナインさん:
10年前、私は日本語勉強しました。(Q.日本の好きなところ)食べ物。一番はポテトサラダ。
山本代表の動画が炎上していることについては、タイ語で「たくさんの方が動画を見てまねをしてくれることはうれしい。政治家はたたかれやすい存在なので、ちょっとしたことでもたたかれる。気をつけたほうがいいかな」と答えました。
さらに、ナインさんは山本代表に対して、「今日は山本さんにアドバイス。よく聞け。政治家はたたかれやすい。悩んだらタイにおいで」と話しました。
大石氏は4日、「イット!」の取材に対し、「ご批判は真摯(しんし)に受け止めます」とコメントしています。
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