自民党は5日、石破茂首相(党総裁)と国民民主党の玉木雄一郎代表が11日に会談すると発表した。政府が今月中旬にもまとめる総合経済対策や今後の国会運営などについて協議する見通し。首相は9日に公明党、10日に日本維新の会、11日に立憲民主党ともそれぞれ党首会談を行う。
自民の小野寺五典、国民民主の浜口誠両政調会長は5日、国会内で会談し、経済対策について今週中に議論を開始することで一致した。所得税の負担が生じる「103万円の壁」見直しなど税制改正事項については両党の税制調査会長を交えて話し合うことも申し合わせた。
浜口氏は政治資金規正法の再改正など政治改革を巡っても協議入りを要請。小野寺氏は持ち帰り、森山裕幹事長に報告した。
政治改革に関し、首相は5日の自民役員会で「早急に取り組み、答えを出していかなければならない」と強調。森山氏は記者会見で、年内に規正法を再改正するかどうか問われ、「各党の意見をしっかり聴く」として慎重に協議を進める意向を示した。
首相官邸に入る石破茂首相=5日午前、東京・永田町
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