自民党と国民民主党は8日午前から政策協議の初会合を開いています。
国民民主党が主張する「年収103万円の壁」の見直しが焦点です。

国会記者会館からフジテレビ政治部・菊池俊匠記者が中継でお伝えします。

政策協議は午前11時から開かれ、午前11時半現在も続いています。

国民民主党による複数の要望を、自民党がどこまで受け入れるかが焦点です。

最大の注目は、所得税などが非課税となる「年収103万円の壁」で、国民民主党は178万円に引き上げるよう求めています。

ただ自民党内では「税収が減る」などとして慎重論があり、6日、宮沢税調会長が「玉木代表は178万円の引き上げ幅にこだわっていないと理解している」とけん制しましたが、玉木氏は反発し、一歩も譲らない構えを見せています。

国民民主党の玉木代表は「手取りを増やす政策を何が何でも実現していきたい」と述べています。

こうした状況を受け、自民党内には「過半数割れした政権を運営するには国民民主党の協力が不可欠で、丸のみするしかない」といった諦めの声も出ています。

一方、国民民主党は経済対策として、ガソリン減税や電気・ガス代の引き下げなども要望しています。

すでに政府は電気・ガス料金の補助について、早期に再開する方向で調整していて、他の要望をどこまで受け入れるか難しい判断を迫られます。

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