えびの市では弾道ミサイルの飛来を想定した避難訓練が行われました。
日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中での訓練です。

避難訓練は国と県、えびの市が加久藤小学校を中心に行ったもので、他国から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する恐れがあるとの想定で行われました。

午前10時に防災行政無線でJアラートが鳴ると、児童は一斉に体を低くして頭を守る姿勢に。
周辺の住民は、自宅から指定避難所の小学校までの二次避難のルートを確認していました。

(児童)
「少しドキッとしたけど、もしミサイルが飛んで来たら冷静に行動できるようにしたいと思います。」

(住民)
「身近に感じるのは、特にえびのは陸上自衛隊の霧島演習場があったり、間違って飛んで来たらすぐ届く距離なので、日頃から訓練をして対応した方がいいんじゃないかなと。」

防衛省によりますと、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した回数は、おととしが過去最多の31回で、今年は11月7日までに11回となっています。

日本をとりまく安全保障環境が厳しくなる中、国はこうした訓練を日頃から行うことが必要と話します。

(内閣官房 横山 哲也 参事官補佐 )
「具体的にどの地域が危険だと答えるのは差し控えさせていただきたいと思いますが、宮崎県民に限らず日本全国一人でも多くの方が、弾道ミサイルが飛来する時の対応について理解を深めていただきたい。」

国と県が弾道ミサイルの飛来を想定した避難訓練を行うのは2年連続です。

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