先の衆議院選挙を受けた第215特別国会が11日召集され、衆参両院の本会議で総理大臣指名選挙が行われます。

衆議院で与党が過半数を割り込む中、総理大臣指名選挙では、衆議院では1回目の投票で決着がつかず、石破総理大臣と野党第1党の立憲民主党の野田代表との決選投票になる見通しです。

衆議院での決選投票は30年ぶりとなりますが、野党側による一本化は困難な情勢で石破総理大臣が再び選出される公算が大きくなっています。

石破総理大臣は再び総理大臣に選出されれば公明党の斉藤代表と会談し、直ちに新内閣の組閣に臨むことにしています。

組閣人事では衆議院選挙で落選した閣僚の後任として、法務大臣に鈴木馨祐氏、農林水産大臣に江藤拓氏、公明党の斉藤代表の後任となる国土交通大臣に同じ公明党から中野洋昌氏をそれぞれ起用する一方、ほかの閣僚は再任する方針です。

そして、組閣を終えたあと皇居での親任式と閣僚の認証式を経て、11日中に第2次石破内閣を発足させることにしています。

一方、これに先立って石破総理大臣は11日、立憲民主党の野田代表、国民民主党の玉木代表とそれぞれ党首会談を行うことにしています。

会談では政治資金規正法の再改正や、いわゆる「年収の壁」の見直しなどをめぐって意見が交わされるものとみられます。

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