鹿児島県西之表市の馬毛島で整備が進められている自衛隊基地の建設現場では、10月に建設用大型機械で作業中の43歳の男性が、排水をためる穴に転落し死亡する事故が起きました。
こうした中、鹿児島県の塩田知事は12日に防衛省を訪れて中谷防衛大臣と会談し、事故の再発防止に向けて安全対策を徹底するよう求めました。
これに対し、中谷大臣は「安全確保を最優先事項として工事に取り組む」と応じました。
また、同席した防衛省の幹部は、建設現場の対岸の種子島でも工事車両の走行ルートがあることから、交通ルールを守り、トラブル発生時には迅速に対応できるよう、警察と連携を図っていくと説明しました。
また塩田知事は、基地の完成時期が、人手や資材の不足などで当初より3年遅れる見込みとなっているのを踏まえ、住民に丁寧に情報を提供することも要請しました。
塩田知事は面会のあと記者団に「島内で死亡事故もあり、安心・安全の確保は、さらに徹底してもらいたい。工期の延長についても、必要な対応をとってほしい」と述べました。
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